年末だしPRECIOUSのすべてを語る(後編)

前編では、DJ、VJ、スタッフを集めるところまでの話をまとめました。後編では激動の準備ラッシュを過ごした2ヶ月間をお伝えします。準備期間に何をやったのか、また、どれくらいの時間を費やしたのかなど、おおよその統計をまとめていたので今後イベントを主催される方などのなにか参考となれば幸いです。というわけで、後編全文は「続きを読む」より。

5

イベントの開催にあたって、契約書の手続きや細かい内容の擦り合わせをおこなうため、11月に六本木CUBEにいってきました。イベントが入っていない日に予め事前に打合せさせてもらう様、日程、時間を組んでもらい、開催にむけての諸注意や機材まわりの説明をしてもらいます。音だしもさせてもらえるとのことだったので、それぞれ音源を持ち寄って実際に流す環境で音だしさせてもらっています。パソコンとコントローラーを繋いでDJするPCDJの人は、実際に配線して音が出るところまでシミュレーションしておきましょう。ここでチェックしておきたいのが、CDでDJをプレイする「CDJ」の品番です。

7

お店に置いてあるCDを使ってDJをするPioneer製のDJシステムを「CDJ」と呼んだりしますが、CDプレイヤーの型番によってはCDを入れなくてもUSBメモリーやSDカード、はたまたWi-Fi経由でスマートフォンに取り込んである楽曲でプレイすることができます。CDJでプレイするDJさんの持ち物が変わってくるので、開催店舗の品番は分かるようにしておくと良いかもしれません。(たいがいはお店のHPに書いてありますが一応。)。VJの人は機材の設置位置、配線まわり、実際の映像が表示されるところまでを確認しておくと安心かもしれませんね。

8

3

もともと592ウェブサイト上のみの告知で、フライヤーを作る予定は無かったのですが、少量でも刷っておいたほうがいいとのアドバイスをいただいたので急遽することに。音ゲークラブイベントでは、イラストが主体となっているフライヤーが多く見られるため、PRECIOUSでは写真が主体となるフライヤーを作ることにしました。イベントのテーマが「チャラいクリスマスDJイベント」としていたので、「サンタがDJをやってるようなイメージ」という漠然としたイメージから↑のようなフライヤーに仕上げました。尚、この手のモデルをしてくれたのはDJとして出演していただいたもふちゃんです。

ちなみに何も加工したなかったときの写真はこんな感じ。右上にあるCDは「beatmania IIDX REMIX for 10th Success Anniversary」です。懐かしいですね。
9

他にもこんなショットや、
10

こんなショットもとってました。写真をキレイにとるというのは難しいですね。
11

フライヤーは2時間くらいで編集したので、それほど大変ではありませんでした。むしろ撮影のほうが大変でした(笑)

12

DJ、VJ、スタッフさんたちに集まってもらい細かい意見をもらおうと11月下旬にPRECIOUS企画検討会という名の「飲み会」を開催しました。ここで、追加スタッフをやってくださったくあんくん(@kuantakuan)が参戦。↑で編集したフライヤーのデータを持っていて、掲載情報の最終確認をしてもらいます。ここでフライヤーの内容を了承してもらって、多少のデータ修正を経て、いざ入稿。ネット印刷業者を手配して3日後には印刷物が納品されてきました。フライヤーを作り始めて、印刷物が納品されるまでおよそ2週間。印刷枚数は1,000枚、両面印刷、価格は送料込みで6,000円でした。フライヤーはイベント開催3週間前に刷り上がったのですが、他のお店に置かせてもらうことを考えると、1ヶ月半前位までに用意しておくと良いかもしれません。尚、印刷枚数は500枚で十分でした。

13

サイト開設11周年にあたる11月22日に情報を解禁しようと思っていたのですが、その直前にDOLCE.くんがゲストDJとして出演したクラブイベント「TELEXISTENCE」にてイベントを告知させていただきました。

14

サイト上での告知が完了したら、あとはフライヤーの設置です。音ゲーサイトのクラブイベントと銘打っておきつつも、音ゲーを知らないお客さんもたくさん呼びたかったので、フライヤーはクラブを中心に置かせてもらいました。設置させていただいたお店は多数あったのですが、1番手に取っていただけたお店は秋葉原MOGRAでした。

17

12月1日(土)に開催されたBEAT COLORS – GC APPEND -、12月22日(土)に開催された勘違い系CDJ 63rdにてPRECIOUSのイベント告知とフライヤーを配布をさせていただきました。音ゲークラブイベントでの告知ということもあって、お客さんの反響は大きく、フライヤーを手に取ってくださった方も多かったという印象です。今までのどのPR方法よりもお客さんたちのリアルな反応が直接見られたので、ここでの効果は非常に大きかったと思います。イベント中の時間を割いて告知させていただいたBEAT COLORSさん、勘違い系CDJさん、本当にありがとうございました。

19

DJというのは、その場のお客さんたちの反応を見て、次々と選曲していくのが通例なので、事前にどの曲をどの順番で流すか、という事前準備は不要という考え方があったりするものです。しかし、音ゲークラブイベントの場合、ゲームサイズの枠(1曲2分ほど)だと、お客さんの反応を見ながら曲を探して、気持ちいいミックスをその場のアドリブで繋いでいくのはかなり高度なテクニックが必要とされます。5鍵ビートマニアの曲などはさらに曲の尺が短いため、次の曲を選ぶことでさえ困難になってきます。(というか、ボクには無理)。なので、今回は各DJ陣には事前にどの曲をどの順番で流すのかをまとめたセットリストを提出してもらい、DJ交代時に激しいBPM変更や、曲がかぶってしまうことなどを事前に回避する目的で用意しました。他の音ゲークラブイベントの人たちはどのようにして選曲をしているのか非常に気になるところではありますが・・。PRECIOUSではこのように事前にセットリストを設けて細かい選曲の調整をしていきました。尚、セットリストの共有はGoogleドキュメントを使うと、DJ感での情報共有がリアルタイムで行えるのでオススメです。

Google ドライブ へようこそ

20

残すは練習あるのみです。壇上にたって練習したいときは秋葉原MOGRAなど、ブースレンタルをさせてくれる場所もあります。お店によっては1ヶ月、2ヶ月先まで予約で埋まっている場合があります。ブースレンタルを希望する場合ははやめにお店に連絡を入れてみると良いかもしれません。

21

イベント当日は準備に1時間、撤収に30分とりましたが、時間は超ギリギリでした。準備の時間はDJは念押しの音だし確認、VJは配線の確認。スタッフは受付の段取り確認を行ってもらいました。スタッフは複数人数でローテーションでまわす段取りをつけていたため、30分交代を基準に担当をまわしていきました。両替用の小銭はお店である程度は用意していてくれる場合が多いですが、ある程度は事前に用意しておくと良さそうです。

22

イベントに携わってくださった方へ収支報告を実施しました。出演をお願いするときに、「赤字だったらノーギャラ、大きく黒字になったら、全額おごりで打ち上げをやりましょう!」という条件のもとで出演を承諾いただいていたので、その結果を報告します。ちなみにPRECIOUSでは、多少の黒字になりましたので、プラスの金額はDOLCE.くんの交通費の一部にあてさせてもらいました。

最後に・・・個人的に足りなかった点をいくつか。これだけ沢山の人が動いてくださった中で、情報の共有がホントに重要だということが分かりました。ある人だけ伝わっていて、ある人には伝わっていなかった、違う情報が紛れていたということがあって、困惑させる場面を発生させました。情報の共有はホントに大事ですね。

それと、勢いあまって、お酒を飲みまくって後半にはかなりあらぶっていたのも今後気をつけたいところです;

それでも、めちゃくちゃ楽しくイベントを開催できたので、イベントに携わってくださった皆さん、イベントを盛り上げてくださったお客さんたちには本当に感謝しています。イベント終了後もまた開催してほしいとのメッセージを沢山いただいたこともあり、また何かイベントを主催できたらなーと思っています。楽しい時間を共有できたこと、沢山の方と知り合って、仲良くなれたことは、イベントを立ち上げたきっかけで手に入れることのできた財産です。

サイトの更新が途切れ途切れになりながらも、イベントを主催できてよかったです。2012年最後のエントリーとなりますが、今後も飛躍していけたらと思っています。来年の592もどうぞよろしくお願い致します。


2013年1月1日 8:45追記>サブオーガナイザーを務めてくれたもふちゃんからありがたい言葉を頂戴したので恥ずかしながらもアップさせてもらいます。

—秋も深まってきた10月、私mofuは04*氏と六本木の某クラブで四つ打ちのキックに身を委ね酔いしれていた。その帰り道、彼は、唐突にこう言った。

「イベントやるんだけどDJやらね?」

「六本木でまた飲まね?」くらいの軽いノリでデビューが決まった瞬間であった。

私自身、小さなパーティーのオーガナイズはしたことがあったので、どれだけ大変かというのはわかっていたのですが・・・

想像以上に頑張っていました。出演者すら確定していない段階で箱を押さえ(別称:計画性皆無)、そこからわずか2ヶ月足らずで人材を集め(VJ,DJ,Staffの皆様、本当にありがとうございました!)、フライヤー刷り(手タレの簡単なお仕事)、告知(イベント各位、お世話になりました)、打合せ(CUBEスタッフさん、ナイステキーラ)などなど仕事の合間を縫って奔走していたのを今でも覚えています。

いざ迎えた当日、「お客さんは来てくれるかな」「盛り上げられるかな」という不安を抱えつつオープン。入場が始まった瞬間に何人も!本当にありがとうございました。AKI.K.君のエッジの効いたプレイから始まり、mebicoちゃんの四季折々mix、気がついたら自分の番。楽しんでいただけたか未だに不安ですが、どうにか乗り切りました。

そこからのYsK-439さんの鬼渋セットリスト(Y!)、ドルチェさんのアゲアゲチューン。そして忘れてはならないVJ aqua⇒さんとマッシーさんの流れるような映像とSETIさんの華麗な特別出演←。
全てが調和した見事なステージでした。感謝の言葉しか出てこないです。

そして、最後に、オーガナイザー。

ご祝儀テキーラを相当頂いていて実はかなりグロッキー・・・


本人はミスをすごく気にしていましたが、最後に「またやって!」と言ってくれた方がかなりいらっしゃったので、その方々にお願いが御座います。是非またもう一回頑張ってね、と励ましてやって下さい。

クラブとキックの音が大好きで仕方のないオーガナイザーが思いつきで箱をレンタルして、実現したイベント。それにくっついてきたクラブとキックの音が大好きで仕方の無いレジデント。想像以上にクラブに近づけたかな、と思っています。

04*氏、お疲れ。ありがと。

最後にオーガナイザーへ。DJ紹介の時間くらい決めといて下さい。アドリブで入れましたが正直ギリギリの時間でした(笑)

次回、PRECIOUSはオーガナイザーのやる気次第で実現します。もしもお気に召した方がいらっしゃれば、本人又はmofuまで「やれよ!」と連絡頂きたく存じます。

重ね重ね、ご来場本当にありがとうございました! -2012年12月31日 mofu


関連記事

official twitter account

592について

592(592.jp)は音楽ゲームの話題を中心としたニュース型ブログサイトです。2001年11月にスタートし、これまで15年間記事を執筆してきました。現在は音楽ゲーム以外にもDJにまつわるニュースと併せて配信しています。詳しくはこちら

RSSとTwitterにて最新記事を配信中

592.jpでは音楽ゲームの最新記事をリアルタイムであなたへお届けします。ゲームセンターでの待ち時間や電車での移動中などのスキマ時間にぜひご利用ください。

 

04*について

都内で紙媒体、展示ブース装飾を中心にディレクションを手がけるアートディレクター兼グラフィックデザイナー。小学生の頃に音楽ゲームとの出会いを経て、音楽の可能性を強く感じる。2011年からDJとしての活動を開始し、渋谷・六本木を中心に活躍中。

カテゴリー

過去ログ

最近のニュース

  1. 3.jpg
    beatmaniaIIDX 24 SINOBUZでは、開催中のイベント「攻城シノバズ伝」にて12…
  2. 1.jpg
    DanceDanceRevolution Aオフィシャルサイトでは、12月22日10時より、新た…
  3. 2.jpg
    SOUND VOLTEXシリーズ最新作「SOUND VOLTEX IV HEAVENLY HAV…
  4. 2.jpg
    私事ですが本日12月18日に婚姻届を提出してきました。お相手は音ゲーをやらず、ゲーセンにも行かな…
  5. 2.jpg
    twitterのハッシュダグ「#BEMANIそろそろ皆が忘れてそうな事選手権」を付けて、過去に忘…
  6. 2.jpg
    前作jubeat propでも搭載されていた特殊仕様オプション「EXPERT OPITION」が…
  7. 1.jpg
    昨晩放送されたBEMANI生放送(仮)にて怒涛の旧曲大量復活が発表されていたREFLEC BEA…
  8. slooProImg_20161215192652.jpg
    REFLEC BEAT 悠久のリフレシアと、14日より稼働開始したばかりのGITADORA Tr…
  9. slooProImg_20161215092633.jpg
    SOUND VOLTEXシリーズ最新作「SOUND VOLTEX IV HEAVENLY HAV…
  10. 4.jpg
    日本を含むアジア地域でヒットしたPlayStation関連ソフトウェアタイトルの授賞式「Play…
ページ上部へ戻る